“さいぐさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
三枝100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五月になつてから、私たちの部屋に三枝さいぐさと云ふ私の同級生が他から轉室してきた。彼は私より一つだけ年上だつた。彼が上級生たちから少年視されてゐたことはかなり有名だつた。
燃ゆる頬 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
さて門を出掛けると、三枝さいぐさという男が来合せた。僕の縁家のもので、古賀をも知っているから、一しょに来ようと云う。そこで三人は青石横町あおいしよこちょうの伊予紋で夕飯を食う。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
五月になってから、私たちの部屋に三枝さいぐさと云う私の同級生が他から転室してきた。彼は私より一つだけ年上だった。彼が上級生たちから少年視されていたことはかなり有名だった。
燃ゆる頬 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)