“ごしゅでん”の漢字の書き方と例文
語句割合
御守殿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはきぬたともいい御守殿ごしゅでんともいう木造りの形のものに限られ、その上でも守らねばならない教訓があった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
以前は私の頃よりも一層盛んであったそうだが幕府の姫が有馬家に嫁せられて、御守殿ごしゅでんが出来てから、少し静にせよとのことで、それから多少この縁日も衰えたとの事である。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
なにしろ今から四十何年の昔のことでござりましてそのころは京や大阪の旧家などでは上女中かみじょちゅうには御守殿ごしゅでん風の姿をさせ礼儀作法は申すまでもござりませぬが物好きな主人になりますと遊芸などを
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)