“ごくちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
獄中83.3%
御苦衷16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国賊こくぞくにされ、刑務所けいむしょにつながれた稲川先生は、ときどき獄中ごくちゅうから、ありのようにこまかい字の手紙を教え子によせるということだったが、なんの変わったこともないありきたりの手紙も
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
獄中ごくちゅう述懐じゅっかい(明治十八年十二月十九日大阪未決監獄において、時に十九歳)
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
「まったく、あの御苦衷ごくちゅうのいろを見ては何もいえぬ」
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)