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こわくりょく
ふりがな文庫
“こわくりょく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
蠱惑力
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蠱惑力
(逆引き)
それらは実に鮮やかに、また鋭く
刻
(
きざ
)
み出されているのであるが、しかしその美しさは、天平の観音のいずれにも見られないような一種
隠微
(
いんび
)
な
蠱惑力
(
こわくりょく
)
を印象するのである。
古寺巡礼
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
全盛期を過ぎた
伎芸
(
ぎげい
)
の女にのみ見られるような、いたましく
廃頽
(
はいたい
)
した、
腐菌
(
ふきん
)
の
燐光
(
りんこう
)
を思わせる
凄惨
(
せいさん
)
な
蠱惑力
(
こわくりょく
)
をわずかな力として葉子はどこまでも倉地をとりこにしようとあせりにあせった。
或る女:2(後編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
こわくりょく(蠱惑力)の例文をもっと
(2作品)
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