“これもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
維盛88.9%
惟盛5.6%
是守5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
維盛これもり忠度ただのりを大将とする平家の大軍は、頼朝が、政子のため大急ぎで建築した仮の館へ移った二日前の十三日に、駿河国の手越てごし宿しゅくに着いていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
建武新政のしょも根本からくつがえるものと、さまざま古例の吉凶なども案じて、治承四年、頼朝追罰ついばつのさいに、三位惟盛これもりをつかわされたさいのきたりは不吉であった
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お前が、この家にゐられない事情つていふのが、あたしに関係なく、旦那様なり、是守これもりなりのことで、何か気に障つたことでもあるなら、たゞ、さうだとだけ云つておくれ……。
秘密の代償 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)