トップ
>
こはるびより
ふりがな文庫
“こはるびより”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小春日和
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小春日和
(逆引き)
十一月のはじめで、
小春日和
(
こはるびより
)
というのだろう。朝から大空は青々と晴れて滝野川や浅草は定めて人が出たろうと思われるうららかな日であった。
月の夜がたり
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
上等の
小春日和
(
こはるびより
)
で、今日も汗ばむほどだったが、今度は外套を脱いで、杖の
尖
(
さき
)
には引っ掛けなかった。
行
(
や
)
ると、
案山子
(
かかし
)
を抜いて来たと叱られようから。
若菜のうち
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いくら山の上でも、一息に冬の底へ沈んでは
了
(
しま
)
わない。秋から冬に成る頃の
小春日和
(
こはるびより
)
は、この地方での最も忘れ難い、最も心地の好い時の一つである。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
こはるびより(小春日和)の例文をもっと
(36作品)
見る
“こはるびより”の意味
《名詞》
こはるびより【小春日和】
晩秋から冬にかけての、穏やかで暖かい日。もとは言葉通り小春すなわち陰暦で十月について言った。冬の季語。
(出典:Wiktionary)