“このえさきひさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
近衛前久100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と申す仔細しさいは、信長卿のお供をして幾度いくたびか京都に在るうち、ご主君とご昵懇じっこん近衛前久このえさきひさ様から屡〻しばしばおうわさが出たものでござる。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかもここの当主夫妻はつい昨日かおとといの昼、牛車くるまを打たせて本能寺へ信長を訪ねてもいる。信長とは長年昵懇じっこん近衛前久このえさきひさが住んでいるのだった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また九条、一条、二条の諸家も訪れ、きょう朔日ついたちひる頃には近衛前久このえさきひさ夫妻がおそろいで見えた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この町へ入ったとき、一行の中にいた近衛前久このえさきひさが、旗本を通じて、信長に面接を求めた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)