“こづま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小褄88.5%
木妻7.7%
小奇術3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は少してれたりした。継母はそれには平気で、小褄こづまをからげて、はでな長襦袢の蹴出けだしを見せながら私の後からついた。
ある職工の手記 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
木妻こづまノ辻のあたりまで来て、附近の新開地的な変り方に、雲水うんすいは驚いていた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その、初夏のある朝、これももう亡くなった小奇術こづまの巧かった弄珠子ビリケンと、私は名古屋の大須観音境内を、中っ腹の朝酒でブラブラしていた。
随筆 寄席囃子 (新字新仮名) / 正岡容(著)