“こしばがき”の漢字の書き方と例文
語句割合
小柴垣100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こういう種々の原因がからみ合って、内部と外部との中間には、袖萩そではぎが取りつくろっている小柴垣こしばがきよりも大きい関が据えられて、戸を叩くにも叩かれぬくろがねの門が高くざされていたのであった。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
舞台の両端には美しい花の咲き乱れた葵の茂みと小柴垣こしばがきがある。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
そこは簡単な小柴垣こしばがきなども雅致のあるふうにめぐらせて、仮居ではあるが品よく住みなされた山荘であった。
源氏物語:39 夕霧一 (新字新仮名) / 紫式部(著)