“こぐそく”の漢字の書き方と例文
語句割合
小具足100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その人かげのあとから、幾年いくねんくちつんだ落葉おちばをふんで、ガサ、ガサと、歩いてくる者があった。小具足こぐそくをまとった武士ぶしである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十数名の武者は、みな小具足こぐそくの旅姿だった。といってもあらましは、足軽程度の人態にんていにすぎない。争いあって、一碗ずつの酒を持ち、干魚か何かを取ってはムシャムシャ食う。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「下へ、小具足こぐそくでも着けて来たものだろう」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)