“こうのだい”の漢字の書き方と例文
語句割合
国府台100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右翼の松林の中には、国府台こうのだいの野戦重砲兵聯隊がかくれているのだ。さっきから、腕が鳴って、むずむずしている。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
古い意味の寺の境内もまた堀之内と呼ばれた。たとえば下総しもうさ国府台こうのだい総寧寺の天正三年の制札に「一つ寺中の堀之内陣取るべからざる事」とある(嘉陵紀行二編三)。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
また武蔵野のあじを知るにはその野から富士山、秩父山脈国府台こうのだい等を眺めた考えのみでなく、またその中央につつまれている首府東京をふりかえった考えで眺めねばならぬ。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)