“こうがいか”の漢字の書き方と例文
語句割合
慷慨家100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのほかに、久留米の神主で、あの慷慨家こうがいか真木和泉まきいずみが加わる、それから中山卿のお附であった池、枚岡ひらおか、大沢の三人——中山卿は長州でくなられたそうじゃ。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかし、負けぬ気の殿と、慷慨家こうがいかで壮年の公卿くげ様との対局は、わざを別にして興のある碁敵ごがたきだ。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼は奇妙な慷慨家こうがいか肌の男で、熱してくると、いつか眼にいっぱい涙を持っていた。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)