“げせわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
下世話100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
富は富者に集まると下世話げせわに言われている。力は強者に集まるものである。クリストフはオリヴィエの思想で自分を養った。
又聞またぎきにしたくらいの人の秘密をおもしろ半分に振り回し、下世話げせわにいう肘鉄ひじてつを食わせたはしたない女の話なぞに興がって
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
しかしてすべて此の世界の飽くまで下世話げせわなる感情と生活とは又この世界を構成する格子戸、溝板どぶいた、物干台、木戸口、忍返なぞ云ふ道具立だうぐだてと一致してゐる。
路地 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)