“けんざお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間竿71.4%
間棹28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この原にオランダ人献上の大臼砲だいきゅうほうを据えようというので、御鉄砲御用衆といわれる躑躅つつじの間づめのお歴々が、朝がけから、露もしとどな夏草を踏みしだき、間竿けんざおを持った組下を追いまわして
ひどい煙 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そこで、期せずしてまずその長持に手がかかるや否や、傍らの水田の中へがむしゃらにほうり込んでしまい、駄賃馬に向っては、持合せの間竿けんざおで、その尻っぺたをイヤというほどひっぱたきました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのなかには、ものさし(尺度)、間棹けんざお間縄けんなわ量程車りょうていしゃ羅鍼らしん、方位盤、象限儀しょうげんぎ、時計、測量定分儀、圭表儀けいひょうぎ、望遠鏡などがありました。
伊能忠敬 (新字新仮名) / 石原純(著)
間棹けんざお、麻縄、鉄鎖、望遠鏡附の象限儀しょうげんぎ、円盤、といったようなものが、草の間に散乱しているのを見るがいい。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)