“けっちゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
桀紂88.9%
結紐11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
桀紂けっちゅうにも等しき御所行があると云うことは、外に注進する者があって、某たしかに聞いているのに、そちはそんなことさえも知らせて来ないぞと云うお言葉。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「いつでもいいさ。桀紂けっちゅうと云えば古来から悪人としてとおものだが、二十世紀はこの桀紂で充満しているんだぜ、しかも文明の皮を厚くかぶってるから小憎こにくらしい」
二百十日 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
もしここに神聖な権威の結紐けっちゅうが破られたならば、国家的な統一もまたともに破れ去らなくてはならぬ。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)