“けいこごと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
稽古事85.7%
稽古琴14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
滅多めつたに外へ出る折もなく、町内の錢湯や、髮結ひ、きまつた道順の稽古事けいこごと、年に精々一度の芝居遊山が、人樣に顏を見られる機會で、出雲いづもの神樣が、この折を狙つて
幸子は彼女に稽古事けいこごとをさせるために、自分も附き合って習字や茶の湯の師匠のもとへ通っていたが、そんな風でも困るからと云うので、三度に一度はひとりで行かせるようにした。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
寛々らくらくと組んだ安坐の上に、私たちの稽古琴けいこごとを乗せて、ばらんと十三本のいとを解いた。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)