“ぐつう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
倶通40.0%
弘通40.0%
求通20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし一方には恵美須えびすのような新らしい神の倶通ぐつうがあり、また一方には中央に気づかれずに、遠い昔のままの海の祭をしている例が、こちらでもまだ確かに見出される。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いらい松田一族は、この流離の宮——後醍醐の異母弟にあたる人——を擁して、日蓮宗の弘通ぐつうをおもてむきに、密々この地方の宮方結盟を計っていた。
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——迷える凡愚範宴に、求通ぐつうのみちを教えたまえ。この肉身、この形骸けいがいを、艱苦かんくに打ちくだき給わんもよし。ただ、一道の光と信とを与えたまえ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)