倶通ぐつう)” の例文
これに全国倶通ぐつうの名を生ずるに至らなかったと解して置いて、舶載はくさいの証跡の後日出て来るのを待つより他はあるまい。
しかし一方には恵美須えびすのような新らしい神の倶通ぐつうがあり、また一方には中央に気づかれずに、遠い昔のままの海の祭をしている例が、こちらでもまだ確かに見出される。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)