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くみわ
ふりがな文庫
“くみわ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
汲分
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汲分
(逆引き)
「叔母もそれでこう
辛
(
つら
)
く当るのだな」トその心を
汲分
(
くみわ
)
けて、どんな可笑しな処置振りをされても文三は眼を
閉
(
ねむ
)
ッて黙ッている。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
そこを
些
(
すこ
)
しでも
汲分
(
くみわ
)
けてお出でなら、
仮令
(
たと
)
えどんな辛いと思う事が有ッても
厭
(
いや
)
だと思う事があッても我慢をしてサ、石に
噛付
(
かじりつい
)
ても出世をしなくッちゃアならないと心懸なければならないとこだ。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
叔母ですら
愛想
(
あいそ
)
を尽かすに、親なればこそ子なればこそ、ふがいないと云ッて愚痴をも溢さず茶断までして子を励ます、その親心を
汲分
(
くみわ
)
けては
難有泪
(
ありがたなみだ
)
に暮れそうなもの、トサ文三自分にも思ッたが
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
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