“くつばけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
履刷毛50.0%
靴刷毛50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
森田氏は履刷毛くつばけで鼻先を撫下なでおろされたやうな顔をした。成程考へてみると、自分はバビロンの塔を知つてゐるが、それを知つてゐるからと言つて画はうまけさうにも思へない。
吾輩の背中せなかの毛が靴刷毛くつばけで逆にすられたような心持がする。しばらくは足音もしない。細君を見るとだ口をあいて太平の空気を夢中に吐呑とどんしている。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)