“くしばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
櫛箱90.9%
櫛筥9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お君はついに髪を解いて、そこで自分から片はずしのまげを結ってみようとしました。櫛箱くしばこを出して鏡台に向ったお君のかおには、銀色をした細かいあぶらにじんでいました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
二人は何かしきりに話し合っていたが、そのうち叔母は立ち上って押入れから櫛箱くしばこを出して来た。
ごんぞは、櫛筥くしばこを持ち出して、彼のうしろに坐った。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)