“きゝし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聞知75.0%
聴知25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女は女学校、白井はまだ中学を出ないのに、いつか子供をこしらへ、其儘結婚したのだと云ふ事などは白井が木場の事を語つたやうに、わたくしは木場の口から悉くこれを聞知きゝしつたのである。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
し入学すれば校則として当初はじめの一年間は是非ぜひとも狂暴きやうぼう無残むざん寄宿舎きしゆくしや生活をしなければならない事を聴知きゝしつてゐたからである。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)