“きんとん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
橘飩50.0%
金団33.3%
金遁16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卒業の宴会が松源まつげんという料理屋であった時、下谷したや一番といわれる美しい芸者の持って来てくれた橘飩きんとんを、その女の前でゆっくり食べていたというのがその頃の語り草となっていて
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
美「お前後生だからおりが二つあるから、お皿を三つばかり持って来て……くッついていけないから……それは栗の金団きんとんだよ、お前は甘い物がきだから是を上げるよ」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
火遁かとん水遁すいとん木遁もくとん金遁きんとんさては土遁どとんの合図もなしに、ふわりと現われ、ふわりと消える、白い雲よりなお身も軽い、白雲師匠の秘伝を受けて、受けて返すはへぼ弓、へぼ矢
猿飛佐助 (新字新仮名) / 織田作之助(著)