“きょうかいし”の漢字の書き方と例文
語句割合
教誨師100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駅へは教誨師きょうかいしの方だと云う若い女のひとがわたしたちを迎えに来ていて下さったのですが、この方から貰った名刺には、栃木刑務所勤務、教誨師、大西ヤスエと書いてありました。
天下は蟹の死をなりとした。現に死刑の行われた、判事、検事、弁護士、看守かんしゅ、死刑執行人、教誨師きょうかいし等は四十八時間熟睡したそうである。その上皆夢の中に、天国の門を見たそうである。
猿蟹合戦 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「学校に、そこへ金曜ごとに行く教誨師きょうかいしがいるから、それに依頼して、調べて貰ったところが亀田は三号舎の独房に収監されているが、健全だと言っていた。明日あすは行って、差入物をして来る」
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)