“きぬこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絹子60.0%
帛漉20.0%
紝子20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
従兄弟同志いとこどうしだから似ているんだろう。郁子いくこさんと、そら、あの絹子きぬこさんとだってく似ているぜ」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
帛漉きぬこしに漉したやうなその柔かい光——光といふよりも、いつそ匂といつた方がよささうな、夢と触感と香気とに充ちた影のやうなものを浴びて、どの木の花もがしらじらと輝いてゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
なお、夫人の妹君には九条家に紝子きぬこ姫がいられるのでした。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)