“きたどの”の漢字の書き方と例文
語句割合
北殿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「暁近くなりにけるなるべし、隣の家々、あやしきしづの声々めざましく、あはれ、いと寒しや、ことしこそ、なりはひに頼む所少く、田舎のかよひも思ひがけねば、いと心ぼそけれ、北殿きたどのこそ聞き給へや」
『新訳源氏物語』初版の序 (新字新仮名) / 上田敏(著)
執事のこう師直もろなおは、定刻、六波羅北殿きたどのひさしの一室で、いつもどおり坐っていた。