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きえさ
ふりがな文庫
“きえさ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
消去
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
消去
(逆引き)
月日の過ぎゆくうちにいつともなく一ツ一ツ
消去
(
きえさ
)
って、ついに二度とふたたび見ることも聞くこともできないということが、はっきり意識せられる時が来る。
虫の声
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
だが、一方では、日本の警察力がまる二ヶ月かかっても、あの有名な小説家を探し出すことが出来ず、
彼奴
(
あいつ
)
は
煙
(
けむ
)
みたいに完全に
消去
(
きえさ
)
ってしまったのだ。アア、僕はそれを考えるさえ恐ろしい。
陰獣
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
立って
便所
(
はばかり
)
へ行く時も或は二階の
蚊帳
(
かや
)
へ
這入
(
はい
)
ってからは猶更、慶三の目の前からは一瞬間たりとも残る隈なく電燈の光に照し出されたお千代の真白なぽっちりした裸形の
消去
(
きえさ
)
る
暇
(
いとま
)
がない。
夏すがた
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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