“がに”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ガニ
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たらばがにのような顔をした宿屋の主人は眼をしばだたいた。進んで同行しようと云うのであった。哀しみは、顧客をうしなったことだけではなかった。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
その、今まで評議ひょうぎをしていた末席に、ジッと畳に両手を突いて、平家がにのように平伏したきり動かない人物がある。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
ひる過ぎ二時頃イボギンヌの叔母様が大きな眼を開いて、息を切って呼びに来たの。私達は御弁当を用意して半里許り離れた溝へざりがに釣りに来て居たの。
母と娘 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)