“かんぼくりん”の漢字の書き方と例文
語句割合
灌木林100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岸にとびあがるとドノバンは、灌木林かんぼくりんをめがけてつきすすんだ、たけを没する草むらをはらいのけてすすむこと数十歩! ドノバンはたちどまった。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
きれいにかりこんだ灌木林かんぼくりんや緑色の芝生のなかに点在する清楚せいそな百姓家を、あきもせず眺め、楽しんだ。
船旅 (新字新仮名) / ワシントン・アーヴィング(著)
小屋の中の片側には数日分の薪材しんざいに付近の灌木林かんぼくりんからり集めた小枝大枝が小ぎれいに切りそろえ積みそろえられていかにも落ち着いた家庭的な気持ちを感じさせる。
小浅間 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
鳴きかい相よび、友をよび集めて対岸の灌木林かんぼくりんの上をまるく広くをえがき、しだいに輪をちぢめると、一団の黒塊こっかいとなって、灌木林かんぼくりんのなかにすがたをけした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
指さすかなたを注視ちゅうしすれば、おいしげる灌木林かんぼくりんをおしわけて、一個のぞうのような巨獣きょじゅうがすすんでくる。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)