“かんぼくばやし”の漢字の書き方と例文
語句割合
灌木林100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身軽みがるくボートをとびおりた富士男は、腰刀を右手にぬき、左手に銃をにぎって、火光をたよりに灌木林かんぼくばやしをわけすすんだ。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
笹やぶや灌木林かんぼくばやしをぬけてゆくと、あたりがにわかに明るくなり、枯れたすすきや小松のある、稲妻形になった傾斜の急な、踏みつけ道を登ってゆくあいだ、彼は幾たびも枯草に腰をおろして休んだ。
おごそかな渇き (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
一行が沼のほとりをたどってゆくと、とつぜん一個の巨獣きょじゅうが、がさがさと音をたてて、灌木林かんぼくばやしのなかへ身をひそめた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)