“かんのんぎょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
観音経100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おいの中より観音経かんのんぎょうを取出し、さかさとも知らず押しいただき、そのまま開いておろおろ読み上げる者もあり、瓢箪ひょうたんを引き寄せ中に満たされてある酒を大急ぎで口呑くちのみして
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
無動寺の奥まった一間ひとまのうちから、じゅすともなくとなうるともない十句観音経かんのんぎょうの声が——声というよりはおのずから出るつぶやきのように漏れてくる。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)