“かんてつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貫徹60.0%
鑑哲40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玉砕ぎょくさいか、貫徹かんてつか)
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分の前にしやがんだ、大枚十二文の大檀那おほだんなの顏を、乞食坊主の鑑哲かんてつは、腑に落ちない顏で、ぼんやり見上げるのです。
自分の前にしゃがんだ、大枚十二文の大檀那おおだんなの顔を、乞食坊主の鑑哲かんてつは、腑に落ちない顔で、ぼんやり見上げるのです。
「切った髷を拾ったのがお妻さ、——此間鑑哲かんてつとお妻の二人に訊いた時二人の見たという曲者の様子が、まるっきり違って居るので、こいつは臭いと思ったよ」
「切つた髷を拾つたのがお妻さ、——此間鑑哲かんてつとお妻の二人に訊いた時二人の見たといふ曲者の樣子が、まるつきり違つて居るので、こいつは臭いと思つたよ」