“かんぎょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
還御100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あくる日はまた、上皇の御幸みゆきで、式事すべて、前日のごとく、便殿べんでんで上皇から尊氏兄弟へ、親しく賜酒ししゅのことがあり、夜に入って、還御かんぎょになった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
茅場かやば町お旅所にて奉幣ほうへいのことあり、それより日本橋通町すじ、姫御門を抜けて霞ヶ関お山に還御かんぎょ也。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
後醍醐ごだいご天皇は隠岐国おきのくにから山陽道に出でたまい、かくて兵庫へ還御かんぎょならせられました。