“からすうり”の漢字の書き方と例文
語句割合
烏瓜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋の更けたことは、あたりの草陰に真っ赤な烏瓜からすうりだの草紅葉くさもみじをみても知れる——。やがて、山の彼方むこうは、霜にもなろうに——と考えられたりする。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、女の頭髪かみのけの乱れたようなつたなどが下っているところもあった。赤い、烏瓜からすうりの吊下っているところもあった。
過ぎた春の記憶 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「何でもない。これは白山千鳥の根と烏瓜からすうりを粉末にして、外に二つ三つの薬味を併せたただの痛み止めですよ」