“からじり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軽尻75.0%
輕尻25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば、馬の背や人足の力をかりて旅の助けとするとしても、従来の習慣ならわしによれば本馬ほんま三十六貫目、乗掛下のりかけした十貫目より十八貫目、軽尻からじりあふ付三貫目より八貫目、人足荷五貫目である。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
呉服物の大きな風呂敷ふろしきを背負った旅商人たびあきんど、その他、宿から宿への本馬ほんま何ほど、軽尻からじり何ほど、人足何ほどと言った当時の道中記をふところにした諸国の旅行者が、彼の前をったり来たりしていた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
本馬何文、輕尻からじり何文、人足何文と言つた昔に、道中記をふところにしながら宿場から宿場へとかゝつた頃の人と、今日のわたしたちとは違ふからだ。
桃の雫 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)