“かややま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
萱山80.0%
茅山20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最初蝦夷松椴松のみどりに秀であるひは白く立枯るゝ峯を過ぎて、障るものなきあたりへ來ると、軸物の大俯瞰圖のする/\と解けて落ちる樣に、眼は今汽車の下りつゝある霜枯の萱山かややまから
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
最初蝦夷松椴松のみどりひいであるいは白く立枯たちかるゝ峰を過ぎて、障るものなきあたりへ来ると、軸物の大俯瞰図のする/\と解けて落ちる様に、眼は今汽車の下りつゝある霜枯しもがれ萱山かややまから
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
彼の田地は「茅山かややま」——草葺屋根の材料にする茅刈り場——そのもののごとく草蓬々ぼうぼうであった。
沼畔小話集 (新字新仮名) / 犬田卯(著)