“かみこうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上河内47.6%
上高地28.6%
神河内23.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
眼下には上河内かみこうちの峡流が林の中を碧くねり、ところどころに白い洲に狭められて、碧水が白い泡を立てて流れている、風がさやさやと森を吹き抜いたかとおもうと
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
僕は「あっ」と思う拍子にあの上高地かみこうちの温泉宿のそばに「河童橋かっぱばし」という橋があるのを思い出しました。それから、——それから先のことは覚えていません。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
何処に自分は適帰するのであろう、昨日来た路は記憶している、引き返して中房温泉に戻れば、最も安全である、併し自分は奥常念を超え蝶ヶ岳から神河内かみこうちへ下りてみたい
奥常念岳の絶巓に立つ記 (新字新仮名) / 小島烏水(著)