“かながわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神奈川90.0%
金川10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二月三十一日、午前九時——全く、うまく行ったものだ——万寿丸は横浜港内深くはいって、ほとんど神奈川かながわ沖近くへ投錨とうびょうした。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
第一日が神奈川かながわ泊まり、第二日が藤沢ふじさわ、第三日が小田原、第四日に至って初めて箱根に入り込むというのであるから、往復だけでも七、八日はかかる。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
合衆国の船、金川かながわきたるに及んで、松代・小倉の二藩、応接警衛けいえいの命を受け、象山軍議官を以て軍に従う。喜びて曰く、「また以て少しく国威を示すべし」と。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)