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かじざ
ふりがな文庫
“かじざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
舵座
66.7%
梶座
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舵座
(逆引き)
父上はひざから下を水に浸して
舵座
(
かじざ
)
にすわったまま、じっと君を見つめていた。今まで絶えず君と君の兄上とを見つめていたのだ。
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
君の父上は
舵座
(
かじざ
)
にあぐらをかいて、時々晴雨計を見やりながら、変化のはげしいそのころの天気模様を考えている。
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
折り目正しい長めな紺の背広を着た検疫官はボートの
舵座
(
かじざ
)
に立ち上がって、
手欄
(
てすり
)
から葉子と一緒に胸から上を乗り出した船長となお
戯談
(
じょうだん
)
を取りかわした。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
配縄
(
はいなわ
)
を投げ終わると、身ぶるいしながら五人の男は、
舵座
(
かじざ
)
におこされた
焜炉
(
こんろ
)
の火のまわりに慕い寄って、大きなお
櫃
(
ひつ
)
から握り飯をわしづかみにつかみ出して食いむさぼる。
生まれいずる悩み
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
かじざ(舵座)の例文をもっと
(2作品)
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梶座
(逆引き)
その帆の破れ目から、
梶座
(
かじざ
)
にいる娘の顔を、ただ一心に
凝視
(
みつ
)
めていた。
悪因縁の怨
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
かじざ(梶座)の例文をもっと
(1作品)
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