“かしまなだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鹿島灘62.5%
鹿島洋37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大利根を左、海鹿あじか島を右に、鹿島灘かしまなだへ出て銚子、矢田部。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
早ければ今夕、遅くとも明日の夕刻までには、敵影が鹿島灘かしまなだに現れることになろうと云うことであった。これは全国一斉に、ラジオによってアナウンスされた。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
日本内地の地点からいえば、それは鹿島洋かしまなだを去る遠からず、近からぬところあたりであろうと思われるが、この船の上では、陸地はいずれの眼界にも見られない。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
こうして、鹿島洋かしまなだで得た豪興が、一気に田山白雲を、ここまで突進させてしまったけれどここへ来てみると右様の始末で、「勿来」の文字が、帰るにかずを教えることしきりです。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)