“かしぶち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
河岸縁57.1%
川岸縁42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
汐溜しおどめから出て三十間堀さんじっけんぼりの堀割を通って来る小さな石油の蒸汽船、もしくは、南八丁堀みなみはっちょうぼり河岸縁かしぶち
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
また、ついさいぜんまで、河岸縁かしぶちへ車が曲がるまでは、あの女は確かに車内にいた。
黒蜥蜴 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ちょうど私が裏木戸へ行った時、なんか川へ落ちたような、大きな水音がしましたが、覗いて見ると、川岸縁かしぶちには誰もいませんでした。闇をすかして見ると、町の方へ人の逃げて行く足音を