“おりすけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
折助100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「紅や半襟を、折助おりすけや仲間が持っていちゃ悪いのかえ、——夜鷹よたか白首しらくびにやるんじゃねえ、十六になる妹に持って行ってやるつもりで買っておいたんだ」
などと、お茶っ葉の提灯ちょうちんを持つ折助おりすけの若いのがいう。名優を随喜渇仰ずいきかつごうするもろもろの声を聞き流して、道庵主従はこの盛り場から町筋をうろつきました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
おまえ達が武家に奉公すると云えば先ず中間ちゅうげんだが、あんな折助おりすけの仲間にはいってどうする。奉公をするならば、堅気の商人あきんどの店へはいって辛抱しろと云う。