“おやゆず”の漢字の書き方と例文
語句割合
親譲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父親がその無謀むぼうらしい望みを容易に許さなかったのも無理のないことであった。ポルカさえ満足に作れないせがれは、やはり田舎いなかで、親譲おやゆずりの肉屋と旅籠屋を経営していく方が無事らしく見えたのである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
親譲おやゆずりの無鉄砲むてっぽうで小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほどこしかした事がある。なぜそんな無闇むやみをしたと聞く人があるかも知れぬ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)