“おほりばた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御堀端33.3%
御壕端33.3%
御濠端33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御堀端おほりばたにかかった時に、桃色の曙光に染められた千代田城のやぐらの白壁を見てもそんな気がした。
雑記(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
心晦こころくらみて覚えず倒れんとする耳元に、松風まつかぜ驀然どつと吹起りて、吾にかへれば、眼前の御壕端おほりばた
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
先刻さっき、僕が吾家うちから出掛けて来ると、丁度御濠端おほりばたのところで皆に遭遇でっくわした。僕は棺に随いて会堂までやって行った」
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)