“おびぎわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帯際90.0%
帶際10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鍛冶倉の背後うしろには、さっきから女が一人、泣き伏している、その帯際おびぎわを取った鍛冶倉。
それを見ると政雄の好奇心が動いて来た。政雄はそっと右の手を女の帯際おびぎわにやった。とあたたかな指がそれにかかった。政雄は反響があったと思ったので、三足みあしばかり右の方へ寄って待っていた。
女の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
跡に娘は泣きたおれて居りましたが、何思いましたか起上り、前なるお竹蔵の大溝おおどぶへ身をおどらして飛込もうとする様子に驚き、角右衞門は親切な男ゆえ、駈け寄って突然いきなり娘の帶際おびぎわ取って引留め
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)