“おねま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御寝間50.0%
御紅閨50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御寝所の萩戸はぎどがそろそろと開くではござらぬか、かかる深夜に御寝間おねまをうかがうとは、必定お命をねらう刺客などでござろう、ああ危うし、——と思ったらこれはなんと
若殿女難記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しまいには絹手帕ハンケチも鼻をんで捨て、香水は惜気もなく御紅閨おねまに振掛け、気に入らぬ髪は結立ゆいたて掻乱かきこわして二度も三度も結わせ、夜食好みをなさるようになって、糠味噌ぬかみその新漬に花鰹はながつおをかけさせ
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)