“おだにしもうさのかみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
男谷下総守100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男谷下総守おだにしもうさのかみをはじめ、戸田八郎左衛門だの、伊庭いば軍兵衛だの、近藤弥之助だの、榊原健吉だの、小野(山岡)鉄太郎だのというものの品評に及ぶ。それから古人の評判にまで進む。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
剣では男谷下総守おだにしもうさのかみ、槍では高橋と並び称されて、幕末の剣雄中に、彼の槍法が断然異彩をもって他の追随ついずいをゆるさなかったのも、実に、彼自身が正直に「泥舟遺言」に云っている如く
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の将軍家お手直し役浅利又七郎と立ち合って互角無勝負の成績を上げ、男谷下総守おだにしもうさのかみと戦っては三本のうち二本取り、さらに老後に至っては、北辰一刀流を編み出した千葉周作を向こうへ廻し
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)