“おかねぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御金蔵66.7%
御金庫33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川幕府あって以来いまだかつて聞いたこともないような、公儀の御金蔵おかねぐらがすでにからっぽになっているという内々ないないの取り沙汰ざたなぞが、その時、胸に浮かんだ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
藩札台帳だの、御金蔵おかねぐら台帳だの、また浜方御貸金はまかたおんかしきんの控えだの、無数の帳簿が、内蔵助のまえに積まれた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
老中水野越前守が造り残した数百万両の金銀の分銅ふんどうはその時に費やされたといわれ、公儀の御金庫おかねぐらはあれから全く底を払ったと言われる。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)