“おおまさかり”の漢字の書き方と例文
語句割合
大鉞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その前額のあたりを目がけて、例の大鉞おおまさかりの鋭い尖った鉄管を骨も砕けよとばかりに打ち込むものがあった。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
言いながら彦兵衛がまた一、二尺死骸をずらすと、下から出て来たのは血塗ちまみれの大鉞おおまさかりました刃が武者窓を洩れる陽を浴びて、浪の穂のようにきらりと光った。藤吉は笑い出した。
徐晃が得意の得物といえば、つねに持ち馴れた大鉞おおまさかりであった。みずから称して白焔斧びゃくえんぷといっている。それをふりかぶって文醜に当って行った。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)