“おおぐし”の漢字の書き方と例文
語句割合
大串100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時々うなぎ位用いたとても六十五万石の大身代おおしんだいでは減るようなこともあるまいゆえ、三日に一度位は油の乗った大串おおぐしを充分に食して、もッと胆を練るようにとな。
すぐ南隣りは、大串おおぐしという呉服問屋の大家の住居で、これも同様な橋懸りに長い黒板塀をめぐらし、その先も、また赤門寄りの静かな通りも、すべて生垣や門構えばかりである。
やがて持って来た大串おおぐしあぶらッこい奴をペロペロと五皿いつさら平らげた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)